現在では、パソコンのデータを保存しておく記憶装置である「ストレージ」はHDDとSSDが主流となっています。

HDDのメリット・デメリット

HDDのメリットはなんといっても容量あたりの価格の安さでしょう。2018年06月26日現在、価格.comのHDDでは、1TBのものが安いところだと7,000円前後で購入できる時代となりました。

2.5インチのSSDの512GBが20,000円以上することを考えると、SSDとは比べ物にならないほどに安価であることが分かります。

反対にHDDにもデメリットは結構あります。それはまず、衝撃に弱いという点です。落としたりしようものなら内部のディスクやプラッタに簡単に傷が付き、読み込み・書き込み速度が著しくダウンしたり、そもそも読み込めなくなるようなこともめずらしくありません。

誰も落とそうと思って落とすわけではありません。基本的にパソコンに組み込んだ後は、換装したいなどの事情がない限りできるだけ触らないほうが良いでしょう。

SSDのメリット・デメリット

SSDのメリットを語る上で必ず話題になるのが圧倒的な読み込み・書き込み速度です。この点はHDDと比較にならない驚異的なもので、特にシステムドライブにSSDを採用した場合には、パソコン全体の動作が物凄く快適になります。

もう一つ有名なメリットとしては、衝撃に対する耐性です。少し落としたくらいでは全く壊れません。この点は通常の使用では日頃感じるメリットではないかと思いますが、何らかの衝撃によって物理的に壊れにくいに越したことはないでしょう。

また、静音性にも優れています。HDDはディスクが絶えず回転しているので、多少なりともそうした音が気になる場面があります。しかし、SSDはデータの読み書きの全てが電子的なやり取りだけで完結するので、音が鳴りません。

しかし、そんな次世代のストレージとして期待されているSSDにもデメリットはあります。それは物理的に読み書きができる回数が最初から決まっているという点。通常のシステムドライブでの運用であれば、気にするほどすぐに来る寿命ではないのですが、一応そうしたデメリットもあるということは広く認知されています。

また、容量あたりの価格がHDDの何倍も高いです。これは開発途上の先進的なストレージであるゆえ、仕方のないことかもしれませんが。

HDDとSSDの併用がおすすめ

プログラムやメディアファイルなどのデータ系を保存するのはHDD、システムファイルやOSの起動に関するファイルはSSDというように分けて使うことがとてもおすすめです。実際、ゲーミングPC辞典で紹介されているBTOのデスクトップやノートパソコンを見ると、ほとんどのモデルがSSD + HDDの組み合わせになっています。

この組み合わせによって、両者の弱点を相互に補い合い、「速さ」と「容量」の両方を高レベルで実現できることとなります。